睡眠時無呼吸症候群
Sleep Apnea Syndrome(SAS)
大きないびきと共に、睡眠中に何度も呼吸が止まる病気
寝ている間に生じる無呼吸が、
起きている私たちの活動に様々な影響を及ぼします。
睡眠時無呼吸症候群の潜在患者は推定500万人と言われています。
一方で、治療している患者数は50万人程度に留まります。
寝ている間の無呼吸に気付きにくいことが、
検査・治療を受けていない潜在患者の多い要因となっているようです。
夜間の症状 | 日中の症状 |
大きないびきをかく | 倦怠感 |
いびきが止まり、 数秒後再びいびきを かき始める |
記憶力の低下 |
何度も目が覚める | 集中力が続かない |
夜間の尿量や回数が 多くなる |
性欲の低下 |
夜間の発汗が多い | 頭痛 |
SASを発症すると、SASのない方に比べて下記疾患の発症率が高くなります。
◆糖尿病 | 1.5倍 |
◆高血圧 | 2.0倍 |
◆心疾患 | 3.0倍 |
◆脳血管疾患 | 4.0倍 |
SASは早期発見・適切な治療が大切です。
診察・検査は全てご自宅で可能です。
体内の動脈血の中に、
酸素がどの程度含まれているかを
調べる検査
脳波・眼球運動・心電図・
筋電図呼吸曲線・いびき・
動脈血酸素飽和度などを調べる検査
減量・節酒・禁煙・睡眠時の姿勢の改善・睡眠薬の調整・鼻症状の改善
CPAP(持続的陽圧呼吸療法)・薬物療法
最も頻用されている治療法はCPAPです
手術(口蓋垂軟口蓋形成術)・ナステント(鼻チューブ)・マウスピース
流れ | 詳細 | 価格(3割負担時の目安) |
検査(簡易PSG検査) | ご自宅で1晩検査 | 3,700円 |
検査(精査PSG検査) | ご自宅で1〜2晩検査 | 11,000円 |
CPAPの導入 | オンライン診療 | 4,500円 |
1ヶ月目の診察 | 対面診療 | 5,500円 |
2ヶ月目以降の診察 | 毎月オンライン診療 | 4,500円 |
流れ
検査(簡易PSG検査) | |
ご自宅で1晩検査 | 3,700円 |
検査(精査PSG検査) | |
ご自宅で1〜2晩検査 | 11,000円 |
CPAPの導入 | |
オンライン診療 | 4,500円 |
1ヶ月目の診察 | |
対面診療 | 5,500円 |
2ヶ月目以降の診察 | |
毎月オンライン診療 | 4,500円 |
※価格は3割負担時の目安
診察にはZoomを使用します。
当院から発行されたIDにてご入室ください。
クレジットカードで決済を行います。
決済の確認後、当院より検査機器会社へ検査依頼を行います。
数日以内に検査機器会社より患者様へ確認のお電話が入ります。
検査機器がご自宅に届いたら 早速検査を実施してください。
検査は1〜2日で終了します。
指示に従って検査機器会社に 機器をご返送ください。
機器が返却された日から 1週間前後で検査結果が 当院へ届きます。
検査結果に基づき、次の検査に進むか CPAPの治療に進むか医師と決めていきます。
診察終了後、検査結果も合わせて患者様にお送りいたします。
SAS=肥満の人だけがなる病気ではありません。
・太っている
・首が短く太い
・顎が小さい
・舌や軟口蓋が肥大している
などの人がなりやすいと言われています。
日本人は欧米人に比べて、顔面頭蓋の構造が小さく、必然的に上気道の大きさが狭いです。
そのため軽度の体重増加でも、上気道が閉塞しSASになりやすいです。
また、顎が小さい人(小顎症)もSASの原因の1つです。
なので、外見からSASの除外をすることはできません。
第1の指標は「いびきの有無」だと考えられます。
現在のところ開発されていません。
SASの原因によって様々です。
口蓋扁桃腺が大きい、顎の骨格が原因の場合手術により症状が改善しCPAPを中止できることがあります。
肥満が原因の場合、体重を減量することにより、SASを改善させることが可能です。
もともと肥満の度合いやSASの重症度が軽い人の方が離脱できる割合が高いというデータも見られます。
10%体重を減量しても約20%程度しか無呼吸・低呼吸の回数は減少しません。
このため、100kgの方で1時間あたり50回、無呼吸・低呼吸が生じていれば、
10kg体重を減量し維持されても、なおも1時間あたり40回の無呼吸・低呼吸が残ります。
重症SASの場合、体重を減量されてもCPAPを中止できない場合が多いです。
ただし学会などでCPAPを離脱し、その後再発なく過ごせている人も報告されていますので、ぜひ積極的にCPAP治療を行なっていきましょう。